交通事故カテゴリーにおいて、自転車事故での質問が多いため個人賠償責任についてノートとしておきます。

個人賠償責任保険とは

個人の日常生活や住宅の使用・管理等に起因して第三者の身体や財物に損害を与え、賠償責任を負担した場合の損害を包括的にカバーする賠償責任保険である。


簡単に言えば、他人から弁償して(損害賠償請求)と言われたときに使える保険です。

代表的なものとしては、
・自転車による加害事故
・飼い犬が他人に噛み付いた
・子供がサッカーしていて近所の車を傷つけた
・マンションで風呂の水を出しっぱなしにして階下に水漏れ損害
・爆発による近隣への賠償
など

使える人の範囲

「自分自身は何の保険契約もしていないのでこんな保険には加入していないはず」


そう考える前に家族中の保険を探してみましょう。なぜならば使える人の範囲が広いのです。


1、本人

2、配偶者

3、同居の親族

4、生計を一とする別居の未婚の子(注意:「未婚の子」とは一度も結婚していないことを指します)


1,2,3についてはすぐに気がつきますが4も大丈夫です。


実家から仕送りを受けている県外の大学に通う子供がもし自転車により他人をケガさせたとしたら親が保険に加入していれば使えるということです。


どんな保険を探す?

基本的に特約として付帯されています。単独での契約で個人賠償責任保険としては現在契約していませんので何かの保険にくっついていると考えてください。

☆追記:単独でもあるそうです。アドバイスを参照してください。


・自動車保険

・火災保険

・傷害保険 など


だから家族中の保険を探してみる必要があります。


学生であれば学校で加入した保険があるかもしれません。賃貸契約であれば家財の火災保険を契約させられているかもしれません。


普通の家庭であれば何かがあるはずです。


なお、クレジットカードにも付いていることがごく一部ですがあります。


使えない場合

全ての賠償に使えるわけではありません。


・自動車、船舶、航空機の所有、使用、管理によるもの(これらは自動車であれば自動車保険でしか保険はありません)

・業務中の賠償事故(個人ではありません。会社の賠償保険ですね)

・他人から借りているものを壊した(自分の管理財物は対象ではありません。受託物賠償という別の保険が必要)

・同居の親族

・故意によるもの

・ケンカなどの暴行

など



示談交渉

保険会社が示談交渉できるものとできないものがあります。


基本的に自動車保険に付いていれば示談交渉はあります。


その他は商品により異なりますのでなるべく示談付きのものがいいですね。


☆追記:示談交渉については条件もありますが付いていないよりは付いていたほうがいいと思います(アドバイスより)


保険金額

保険金額は設定により色々あります。無制限であれば問題はないですが1000万程度であれば不安です。


2つあれば合算しますが、無制限の選択ができるのであれば無制限にしましょう。


保険料の差なんて少しなのですから。


自転車事故について

9500万の判決も出ましたし、自転車であれ賠償は自動車事故と変わりません。


死亡や後遺障害ともなれば高額な支払いをしなければならないこともあるのです。


自転車と自動車との事故であっても自動車側が悪いとなるわけではありません。事故状況によっては自転車側が過失が多いときもあります。そうなれば自動車の修理代を過失分は自転車側が支払わないといけません。


個人賠償責任保険があれば、自転車の支払わなければならない過失分は、物の損害であろうと、ケガのそんがいであろうと保険で支払うことができます。


しかも保険を使って保険料アップなどありませんからデメリットもありません。